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フィレンツェ・ピサ旅行記①~ピサ初日編~
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ピサを流れるアルノ川。フィレンツェまでつながっています。

・・・☆・・・

先週行った4泊5日のピサ&フィレンツェ旅行記を忘れないうちに記しておこうと思います☆ 後が詰まっているので(今週一杯は母と一緒にロンドン満喫予定だし、再来週から次の旅行が入っているし…笑)、大雑把な旅行記になりそうな予感たっぷりですが、何はともあれ始まり始まり~。

【Day 1: Feb. 24th, 2009】

旅行初日。朝4時過ぎに起床、8:25 Stansted空港発のRyanairでピサへ!やっとロンドンの時差に体が慣れてきたばかりの母に「お母さん、こんな早起きさせてごめんね!!」と思いつつ、約2時間半のフライトを経て到着しました。

フィレンツェ・ピサ旅行記①~ピサ初日編~_c0149755_703563.jpg降り立ったピサは穏やかな快晴!空気も暖かく、「イタリアだね~♪」とテンションが上がります。今回ピサでは2連泊。閑静な住宅街にあるB&B、『Il Giardino di Alice』にお世話になりました。ここはクチコミの評判どおり部屋も広くて清潔でとても心地よいお宿でしたが、ちょーっと中心地から遠かったかなぁ。地図で見ると斜塔のある広場まで簡単に歩けそうなのですが、実際にはかなりの距離がありました。すぐ近くにバス停があるので、バス(LAM Blu)でピサ中央駅まで出てそこから歩く方がオススメです。この日は来たばかりで距離感も分からなかったため、ぶらぶらと斜塔まで歩いていくことにしました。


でも徒歩も徒歩の醍醐味があって良いものです♪ 

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途中の広場で「ちょっとここら辺はお洒落だねー」なんて言いながら、カフェで座ってお昼を食べたり。。


フィレンツェ・ピサ旅行記①~ピサ初日編~_c0149755_7281255.jpg二人で地図を見ながら
「あれ?どっち?こっち?」 「あ!斜塔の標識が出てるよ!」なんて会話を交わしながら目的地に向かったり。。


しかし私たちはどうやら斜塔のあるPiazza del Duomoの裏手からまわってしまったらしく、だいぶ歩いても広場の目印である斜塔もドゥオーモも見えてきませんでした。「うーん、道が違うのかなぁ」と母と首をかしげながら路地を一本曲がり、ひょいっと覗き込むと・・・
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突然目の前にドゥオーモと斜塔が!! その思いがけなさと、想像以上の斜塔の傾き方、隣のドゥオーモの美しさに私も母も感動して、到着する前からパシャパシャと写真を撮り始めてしまいましたヽ(〃^▽^〃)ノ。…でも何よりも、自力で目的地にたどり着けたときのこの喜び、これこそが個人旅行の醍醐味なのかもしれません。でもそんなことに気づき始めた私は旅人の門をくぐってしまったのだろうか。。優雅なマダムへの道はまた一歩遠のいたのだろうか。。


でも、無事にたどり着けたから良いのです!

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初めて見るピサの斜塔は、「七不思議」と言われるのも納得の傾き方でした。正直、こんなに迫力があると思ってなかったので本当に圧倒されました。

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しかもとっても美しいのです。見上げてはうっとりとしてしまいます。

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この広場は「イタリアで一番美しい広場」と言われているのですって。確かに、斜塔だけでなく荘厳なドゥオーモや洗礼堂の美しいこと!「これは翌日も来て中をじっくり見なきゃね」と母と意見が一致しました。

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喜ぶ母(^^)。「この写真載せてもいい?」と母に聞いたら「いい歳こいて恥ずかしいわ~」と言ってましたが、とても楽しそうな表情のこの写真は私のお気に入りです♪ 


さて、この日は念願の斜塔も見ることが出来たし、もう日も暮れてきたし、早起きの疲れも出てきたので早めに宿に帰ることにしました。バスで帰ればよかったのに、またテクテクと歩き始めた私たち。薄闇に包まれ始めた街は明るい昼間とは様子が違って見え、私たちは見事に道を間違えてえんえんと歩く羽目になりました。疲労困憊の母と娘。しかも石畳のヨーロッパでは足や腰が妙に疲れます。「せっかくのイタリアだけど、今日はもうホテルの近くのレストランで何か適当に食べようかしらね。スープとパンとサラダくらいで十分だよね。」というふうに、早くも食へのこだわりが脱落です(笑)。

しかしこの「ホテルの近くのレストラン」が私たちの疲労に追い討ちをかけることになろうとは。。( ̄□ ̄;)!!

もうお店の名前も記憶には残っていませんが、一応ホテルの人から紹介してもらったこのレストランは内装もステキ、お店のおじさんもステキ(とても親切)、地元の人もそれなりに入ってる、というとっても期待の持てそうなお店でした。

でも私はここで初めて『一口食べた途端、ギブアップ!』という体験をしましたのです。…あのアメリカ横断旅行中に食べた「とってもまずいお店のとってもまずいガンボ」でさえ5口は食べれたのに(そしてそれは、夫や友人達が「もうやめときなよ、食べなくていいよ」と止めてくれるほどまずい代物であったのに)、それを遥かに凌駕するまずいパスタに出会ってしまった!写真を撮る余裕すらないまずさに私は完璧ノックアウト!

そしてここで出会ったもう一つの衝撃的なお料理、それは…

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『トスカーナ風スープ』。私はトスカーナの名誉のために記しておきたいと思いますが、この「野菜スープにパンを入れて煮込んだ」伝統料理は、きっと美味しいお店で食べればとっても美味しいと思うのです。でもパスタですら「一口でご勘弁!」というこのお店のこのスープ(スープというか、うーん、煮物?しかも冷たかった。。)は本当に、申し訳ないほど食べすすめられないものでした。。だって味がないんですもの。。ぶにぶにのパンと原型をとどめない野菜、もちゃもちゃとした食感。。撃沈。残しちゃってごめんなさい、と思ったけど、食べ物に関してはあまりピッキーでない私が「ごめんなさい!無理です!」と文字通り匙を投げてしまったことから、その衝撃度を察していただければと思います。

旅の疲れからか、このスープの衝撃からか、食事中に母が体調を崩し始めたので慌ててホテルに帰宅。今は大笑いしながら話せるこの日の夕食ですが、当日は「お母さん、ごめんね。。私が至らなくて。。」ととってもしょんぼりしながら眠りに着きました。

続く。
by mihopoppo | 2009-03-03 07:23 | …フィレンツェ・ピサ(6)
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