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カテゴリ:◆音楽・本・映画(12)( 12 )
『In the Heights』 来日公演を観た!
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まだ暑いけど、気分は秋。 紫イモのモンブラン♪

・・・・☆・・・

わ、わ。
あっという間に9月に突入、1週間が過ぎました。
あれやこれやと書きたいことは沢山ありますが、取り急ぎ先週観たミュージカルの記録を残しておかねば。

えーっと、先週のお休みの日、『In the Heights』の来日公演を観てきました!
この作品は私にとって、NYの思い出と深く結びついている大好きなもの。全編に流れるラテンのリズム、ラテンの情熱、ラテンのダンス(ラテン尽くし!)、そしてNYの猥雑とした雰囲気。「これは絶対、日本人による公演は無理だ!」と思っていたので、来日公演が実現してすごくハッピー♪ (あ、ちなみにNYで観たときの記録はこちら→第1回目第2回目。ひと月に2回行ったのでした。)


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懐かしのポスター☆

当日は、マンハッタンの街を模したセットを見ただけで懐かしさに胸がきゅんきゅんしました(笑)。そして幕が開いてからは、この作品を日本で観ることができる感動に涙腺ゆるみっぱなし(^^;)。。いや~、良かった!あのビート、あのダンス、あのラップ。唯一無二の作品だと思います。

もちろん、突っ込みどころは沢山あるのです。
キャストの皆さんは好演されてましたが、やっぱりブロードウェーのオリジナルキャストの印象が強すぎてやっぱりかすんで見えちゃったりとか・・特に主役のUsnaviと弟分のSonnyは「すごい頑張ってるけど、もうちょっと、キレを!もうちょっとはじけるのだ!」という思いが募りました(これはオリジナルのお二人が突き抜けすぎてたという説もある)。

でも、この作品を日本でやるのってすごくハードルが高いはず。字幕ではとても追いつけない量の歌詞とセリフ。それだけでも大変なのに、ジョークも通じず反応も薄い日本の観客を前に、こんなに高いテンションを保ち続けるなんて。しかもこの酷暑! そんな悪条件の中でこれだけ質の高い公演を見せてくれたキャストの皆さんには本当に脱帽です。

あ、一つ思ったのは、字幕のスピードとの兼ね合いか皆さん随分丁寧な歌い方をされてるなぁと思いました(気持ちゆっくりめ?)。NYで観たときは、容赦ないスピード感と「立て板に水」の如く放たれるラップ、怒涛の勢いのスペイン語に圧倒された記憶があります。でもこの日はもうちょっとマイルドな感じだったかなぁ。やっぱりちゃんと日本用に調整してるのかも、と思いました。

あぁ、久しぶりに観られて良かった♪
CDはよく聴いてるけど、やっぱり生の舞台の迫力には叶いません。来日してくれて感謝です☆

ただ、またNYに行きたくてたまらなくなりました・・・(笑)。
あの空気が吸いたいなぁ!

でも、私の隣のおじさんはずーーーーっと寝てたのです!勿体ない!
名曲『96,000』のときも寝てて、あの花火の爆音の中も寝てて、休憩時間はお目覚めでしたが二幕以降もずーーーっとお眠りでした。ある意味、あの音の中で寝られるのってすごい!と感心しました(笑)


雑だけど、取り急ぎ取り急ぎ。
(書かないよりはいい、くらいのレベル!)
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by mihopoppo | 2010-09-07 22:13 | ◆音楽・本・映画(12)
『告白』を観た
昨日は久しぶりにお友達と映画を観てきました。

作品は現在話題の『告白』(中島哲也監督)。

原作はこちらの本。
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しばらく前に読んで、ものすごい怖さを感じた作品です。日常生活の中にこれほどの狂気が潜んでいるという事実、そしてその狂気がじりじりと増幅されていく様子はゾッとするほど恐ろしく、狂気と日常が紙一重ともいうべき危うさで共存していることに暗澹とした気分になりました。

普段、本が映画化されても「がっかりするから映画は観ない」主義の私ですが、この作品ばかりは「どうやって映画にするんだろう?」という興味が勝り観に行くことに。時間軸と語り手が次々と変わるこのストーリーをどうやって映画化するんだろう? あの戯曲のような幾つもの独白シーンをどう撮影するんだろう?と頭の中は疑問符だらけ。

・・・が、結果、感心しましたっ!
中島監督すごいなぁ~と感心。

映画は原作を忠実になぞっていると思います。そしてこの作品の特徴ともいうべき出演者たちの「告白」を本当に巧みに映像化していました。うーむ、すごい。中学校の教室の雰囲気や喧騒、陰鬱とした雨が映し出す心象風景、淡々と語りだす登場人物たち。人間ってこんなに残酷で、悲しくて、救いようがないんだろうか。

役者さんたちもイメージを裏切らない熱演でした。主役の松たか子はもちろん(終盤、魂を振り絞るように号泣するシーンには、もう、こちらももらい泣き)、熱血教師役の岡田将生や少年の母親役を演じた木村佳乃もすごーく良かったです。

そしてもう一つ私にとって衝撃的だったのは、「中学1、2年生ってこんなに幼かったんだ」という当たり前の事実でした。体も心もまだまだコドモ寄りな少年・少女たち。そんな彼らがさまざまな心の闇を抱え、犯罪に手を染めてゆく現実。命の重みも、尊さも、人を愛することの真の意味さえも理解しきれていない彼らが加害者として命を奪い、被害者となって命を失ってゆく今という時代。もうこの時代自体が狂気と歪みの渦の中にあるのかもしれない、と思わされました。

・・・将来自分の子供が生まれたとして、きちんと育てていけるんだろうか。
産む前から子育てしていく自信がなくなりそうな作品でした(笑)。

あぁ、観て良かった。けど重かった!


映画の後はケーキとお茶(^^)。

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本談義と映画談議に花を咲かせました~。今日も本をいっぱい貸してもらいました♪ ありがとう♪


それはそうと、友人と映画の話を沢山してたら久しぶりに「アンタッチャブル」が観たくなってきました。
マイベストフィルムといっても過言でないこの作品。DVD買っちゃおうかなぁ。。

あ、ただ付け加えるとすれば。
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by mihopoppo | 2010-07-07 09:54 | ◆音楽・本・映画(12)
『オペラ座の怪人』 in London !
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上演会場のHer Majesty's Theatre。

・・・☆・・・

ロンドン滞在2日目の昼、ミュージカル鑑賞第一弾として『オペラ座の怪人』を観てきました~。今日はその感想文を。観劇当日の夜に感動と興奮に任せてざざーっと打った文なので、多分に暑苦しいところもあるかと思いますが・・・(笑)。どうぞご容赦くださいましっ。

さて、数ある上演作品の中からなぜこのロングラン作品を選んだかというと、母のこんな一言があったから:「前に劇団四季のオペラ座の怪人を観たんだけど、あんまり覚えてないのよー。そんなに良いとも思えなかったし、ファントムだって『ただ地下にいる人』って感じだった。」。


・・・えー!なに、「ただ地下にいる人」?!・・・それはいけません!あの不朽の名作を、あの素晴らしさを知らずにすごすなんて、いけません!NYで観た舞台はとても良かったのです。映画だって悪くなかったけど、やっぱりあの生の迫力と素晴らしさにはかないません!なので母を連れていざお昼の劇場へ!

そして観劇。

・・・そして、衝撃!!!

この後長いので・・・(笑)
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by mihopoppo | 2010-06-07 22:55 | ◆音楽・本・映画(12)
再発見

本日、久々に読み返した一冊。



博士の愛した数式 (新潮文庫)

小川 洋子 / 新潮社




小川洋子さんの『博士の愛した数式』です。
友人に貸そうと思って以前実家から持ってきたのですが、病院の待ち時間にパラパラと読みなおしてみました。数年前に読んだときはその独特の雰囲気と構成に感心はしたものの、あまりピンと来なくて本棚に置きっぱなしになってたこの本。


・・・久しぶりに読んだら静かに感動してしまった!


登場人物の博士にも、語り手である家政婦の「私」にも、その息子である10歳の「ルート」にも、そっと抱きしめたくなるような愛おしさがわいてきて、思わず本の表紙を撫でてしまいました。なんで前回読んだときは素通りしてしまったんだろう? この愛おしさをキャッチすることができなかったんだろう?

私にとって年齢を重ねてきて良かったなぁと思えるのはこういうとき。昔の自分ではキャッチ出来なかった色々なことが受信・受容できるようになったとき、年をとるのもいいものだと思えます。失うものがあっても得るものがそれを上回るから、10代・20代の頃の自分に戻りたいとは思いません。

そして本っていいなぁと思えるのもこういうとき。いい作品は、読み直す度に新たな出会いがある気がします。最初は「いまいち」と思った作品もこんな風に「再会」することが出来るからなかなか手放すことが出来ません。作家の灰谷健次郎さんが「家は借りて住め。本は買って読め。」という言葉を残しましたが、それもよく分かる気がします(いや、借りて読むのもいいんですけど、いい本は手元に置いておけという意味だと思います)。

・・・そしてちょっと思った。本だけでなく、きっと人も第一印象だけで切り離してはいけないんだろうなぁ。ずっと知り合いだった人と、ある日突然意気投合して仲良しになるってこともありますもんね。

決めつけてかかってはいけないんだな、と反省しました☆

何事にも再発見の精神を!
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by mihopoppo | 2010-04-16 00:57 | ◆音楽・本・映画(12)
『West Side Story』を観た
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旅行記から脱線中です(^^;)。
今日はNYの写真を引っ張り出してみました☆


・・・☆・・・


今夜は来日公演中の『West Side Story』を観てきました@Bunkamura!
帰国前から母がチケットを取ってくれていたので、二人でいそいそと出かけてきました(^^)。


久しぶりに日本でミュージカルを観ると、まず「あ、劇場広い・・・」と思います。Bunkamuraのオーチャードホールは余裕のあるつくりでお気に入りの会場だったのですが(帝国劇場ほど大きくもないし)、やっぱりあのこじんまりとしたNYやロンドンの劇場に比べると随分大きく感じました。・・・会場の小ささゆえに生まれるステージと客席の一体感がちょっと懐かしい感じです。

さて、肝心のミュージカル!

ストーリー自体はちょっと古めかしくて単純ですが(「なぜそんなに一目で恋に落ちる?!」とか、「マリアよ、もうちょっと悲しんであげないと殺されたお兄ちゃんが可哀相だ!」とか、私としては突っ込みどころ満載ですが)、やはり珠玉の名曲&王道を行くラブストーリーには『不朽の名作』の風格が漂います。それに華やかなダンスシーンも見ごたえありました☆

んーと、この作品の主役は一応トニーとマリアなのですが、ギャング団メンバーと比較すると凡庸な印象さえ受けてしまうトニー、そして正統派ソプラノ系のマリアよりも、多くの人はベルナルド(プエルトリコ系ギャング団のリーダー)&アニタ(その彼女)のファンなのでは?と思います。だってカッコイイんだもの!

・・・しかし元祖・映画版『ウェストサイドストーリー』でベルナルド役を演じたジョージ・チャキリスは、もはや伝説的な存在感を示しているのですよね。なので誰であれベルナルドを演じる人は常に彼と比較されて辛いだろうなぁ・・・と思います。

うちの母もこんな感じでした:

「ベルナルドは本当はもっと踊るはずのよ!すごくカッコイイの!・・・でも今日はもう死んじゃったから踊らないわよね??」 (←死者の復活がない限り踊らないと思います)

「ジョージ・チャキリスはね、アゴが割れててかっこ良かったのよ~!・・・あれ、割れてたのは鼻だったかな、アゴだったかな・・・とにかくかっこ良かったの!」(←この後、隣のおじさまが読んでたパンフレットを横目で見たところ、割れてるのは「アゴ」だということが判明しました。もっとも私は「鼻が割れてる人」というのを見たことがないため「鼻じゃないでしょー」と思ってましたが・笑)。


アニタ役の方はかっこよかったです☆ でもNYでも観たかったなぁ!『In the Heights』でVanessa役を演じていたKaren Olivoのアニタ、観てみたかった!

観終わって、やっぱりウェストサイドストーリーが後世のミュージカルに与えた影響は大きかったんだろうなと思いました。なんというか、ドカーンと大きな感動を覚えるわけではないけど、古典の名作を観たかのような充実感にあふれてました。日本でもこうして現地キャストの公演が観られるのってとても幸せなことですね☆

でもこの日本特有の暑さと湿度の中で質の高い公演を続けるのはさぞ大変なことでしょう。キャストの方々の努力と才能、そして日本の文化に敬意を表してくれるその心遣いに拍手です☆ いい夜でした。


・・・ちなみに来年の夏、『In the Heights』がやってくるそうです!
キャストは、オリジナルが来るのだろうか・・・ドキドキ。
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by mihopoppo | 2009-07-30 23:39 | ◆音楽・本・映画(12)
映画 『剣岳 点の記』を観た!
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旅行記が一歩進んだのに気を良くし、早速の脱線です(笑)。。

・・・☆・・・

最近の私の生活は、朝から晩まで新居探し!
とにかくネットで賃貸物件を検索し、図面で間取りやら日当たりやら周辺環境やらをリサーチ。似たエリアばかりを検索してるせいか段々目が回りそうになってきて、気付けば「あぁ、キモチワルイ・・・(×_×)」とソファに倒れこんだりしてました(笑)。

気付けばお友達にもまだ全然会ってないしなぁ。。
ショッピングにも行ってない。。(〃´o`)

そんな私を見かねてか、母が「映画観に行こう♪」と誘ってくれました。今日はレディースデーで1000円だし、近所の映画館まで車でビューっと行っちゃえばすぐだしね♪ というわけで観てきたのは『剣岳』(←母の「すっごいいい映画だったから!」という強力なプッシュにより)。


・・・これが、大変、大変、素晴らしかった!!!!
久々に手放しで大絶賛!!!


時は明治40年。地図を作るため、命をかけて前人未踏の剣岳(別名『死の山』)に登ることを命ぜられた測量手・柴崎芳太郎(浅野忠信)と山の案内人・宇治長次郎(香川照之)、そしてその仲間達の物語。原作は新田次郎。実話ベース。撮影はスタッフも俳優も自らの足でひたすら歩き(9時間歩いた日もあったとか)、山小屋に泊まり、悪天候と戦いながら剣岳アタックを繰り返し、ヘリからの空撮は一切なしで足かけ2年かけて作り上げた大作。とにかく俳優達の荒い息遣いも、山への恐怖も迷いも祈るような視線も、全てが真実なのです。その真実味が圧倒されるほど伝わってくるのです。

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写真はオフィシャルサイトからお借りしました。


むー。泣けました。泣きました。それは誰かの死に涙するとか悲恋に涙するのとかとは違い、ただただ美しくも厳しい大自然と、その前にあって儚くも真摯な人間の姿とに言葉をなくし、わけもなくあふれてくる種類の涙です。俳優さん達も素晴らしくて素晴らしくて尊敬の念さえ抱きます。さぞ過酷な、凄まじい撮影だったでしょうに。いや、過酷だったからこそ伝わってくる真実があったのかなぁ。淡々と穏やかに語る男たち。そしてその男たちを淡々と映し出す映像。まるでドキュメンタリーを見ているかのようなつくりでした。


あぁ、すごい映画を観てしまった。
誰も死なない。なのに命をかけることの意味を真摯に、謙虚に問いかける。
今まで観た映画の中で一番好きかもしれないなぁ(ちなみに一番好きなのは『アンタッチャブル』だったのだけど)。

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山が好きな人は勿論、邦画嫌いの人、「仕事に対する誇りって何だろう」「生きるって何だろう」と思ってる人、そしてそんなこと露ほども思ってない人にもオススメしたい映画です☆ ちなみに剣岳にある「長次郎谷」というのはこの宇治長次郎さんのお名前からとってるんですんって。

mihopoppo母は・・・
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by mihopoppo | 2009-07-22 22:30 | ◆音楽・本・映画(12)
『Wicked』を観た。が・・・
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このエメラルド・グリーン色がwickedカラー。
今日はあくまでも私の超個人的な感想です。
(なのでWickedファンの方ごめんなさいまし!)


・・・☆・・・



ロンドン滞在も残り少なくなってきたのでミュージカル鑑賞強化週間続行中。

今宵は夫と二人で『Wicked』を観てきました!
このWicked, NYでもチケット入手するのが結構大変で(ディスカウントストアには登場しないしtktsでも取り扱いないしで)ずーっと見そびれていたのですが、話題作なのでどうしても観ておきたかったのです。

期待大!ワクワクと足取りも軽やかにシアターに向かいました。


・・・が。

うーむ。
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by mihopoppo | 2009-05-17 09:02 | ◆音楽・本・映画(12)
『Billy Elliot』 を観た!
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珍しく普段は買わないパンフレットを買ってしまった!

・・・☆・・・

夫が「夕飯いらないよー」といった昨日の夜、いそいそとディスカウントストアで入手したチケットを握り締めてミュージカル『Billy Elliot』を観てきました。

・・・いや~、すごかった☆ もう言うなれば『ビリーに首ったけ』(^▽^)! お友達のmisakiちゃんから「ビリーには感動させられます!」と聞いてはいたのですが、まさか本当に12歳の男の子にこんなに魅せられ、心を奪われるとは思っていませんでした。

えっと、ビリーというのはこの物語の主人公である12歳の男の子なのですが、この子がもう踊る踊る!それもバレエ、タップ、ジャズダンスと多彩な踊り。

そして歌い、演じ、飛ぶ!

そしてやはり踊り、跳ね、また踊る!

~ちょっと長くなるので続きはこちら~
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by mihopoppo | 2009-05-16 01:15 | ◆音楽・本・映画(12)
『レ・ミゼラブル』をやっと観た!
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東京で何度も観た作品ですが、ロンドンのはこれぞ本家本元!
「この作品を観られただけでロンドンに来た意味があった」と思いました。

・・・☆・・・

前回停電のため公演キャンセルとなった『レ・ミゼラブル』。昨日ふらりと立ち寄ったtktsで当日券が買えたので観てきました!! 会場のQueens Theatreは今まで行った劇場の中で一番小さく、「ここで本当にバリケード出せるのかなぁ。あの地下道(下水道)のシーンできるのかなぁ。」とちょっと心配になるほどでしたが・・・

その小ささの分、ものすごい迫力でした。
いえ、迫力の問題だけではありません。すごい舞台を観てしまいました。

オープニングの音楽が鳴った瞬間からもう涙を浮かべていた私ですが(←「すごく、すごく会いたかった人にやっと会えた!」みたいな気持・笑)、1曲目からこのキャストのレベルの高さに圧倒されることこのうえなし。すごい、すごいよ、このキャスト!主役クラスだけでなく、例えばファンティーヌをいじめる工場の女の子とか、娼婦の人とか、他の囚人役の人とか、そんなエキストラの人達まで歌唱力・演技力ともに素晴らしすぎ(それに改めて観てみると、舞台装置とか演出も本当によくできています)。

以下mihopoppo的感想のパレード。
若干深入りするのでご興味ない方はごめんなさい(^^)。

・・・♪・・・

まず主役のジャン・バルジャン、とにかく素晴らしかったです。。仮釈放直後の若さが残る頃から晩年の死を迎えるラストシーンまで、ジャン・バルジャンそのもの。歌詞の一言一言を、ときに噛み締めるように、ときに祈るように、魂の叫びとして歌い上げる人でした。…彼の演じるバルジャンを見ていたら「贖罪とは何か」というテーマが胸に迫ってきました。もう彼は許されているはずなのに。泣けました。

対するジャベール、この人もとにかく素晴らしかった。。誇りと威厳に満ち、執念深くバルジャンを追うジャベール。私は心の中にどうしようもない葛藤を抱えるこの人物(彼は囚人の子として刑務所で生まれています)・・・そう、この人物がとても好きなのですが、今回の役の方は声質も何もかも理想のジャベールでした。ジャベールとバルジャンの緊迫感あふれるかけ合いのシーンは息をすることすら忘れそうでした。

エポニーヌも最高クラス!役にぴったりの容姿と少し高めのよく通る声、そして素晴らしい演技力で、今まで見た中で一番エポニーヌのけなげさと悲しさを感じることが出来ました。そして若き革命のリーダー・アンジョルラス。常に私の心をキュンキュン射抜くガブローシュ少年。血気あふれる学生達の中にあってただ一人「この革命に意味があるのか」を悩み続ける人(←名前知りません。でもこの人も私にはキュンキュン系。)。強欲でコミカルなテナルディエ夫妻。もう、全ての人達が素晴らしすぎ。

ただ私の中で唯一残念だったのはファンティーヌかなぁ。。なんだかすごく低い声のファンティーヌでした。。歌もあんまり上手じゃなかった(--;)。。もうちょっと透明感が欲しかったです!そのかわりといっては何ですが、マリウスは今までで一番◎。正直、私は革命のさなかにあってただ一人「コゼ~ット、コゼ~ット」と恋に現をぬかしているマリウスがあまり好きではなかったのですが、今回のマリウスはかなりオトコマエで歌唱力◎、演技力◎。「あ、マリウス、意外といい役」と新しい発見でした。

・・・でもミュージカルを観ててその歌唱力に感動を覚えることはあっても、こんなに役者さんの演技力に感動を覚えたことはなかったかもしれません。それほど素晴らしい、このキャスト。『レ・ミゼ』は私の中で常に不動の1位を保ち続ける作品ですが、このロンドンの舞台は雲の上のようでした。

・・・♪・・・

あぁ、観れて良かった。

キャストとともに『民衆の歌』に心を震わせ、バルジャンとジャベールの対決に息をのみ、銃弾に倒れ行く学生達に涙を流し、神々しささえ漂うラストに自分の魂が浄化されていくような感動を覚えた3時間。音楽・舞台演出・作品の深さ、どれをとっても最高でした。

人間の生と死。自由と正義。愛。贖罪。再生。
深く心に染みわたりました。

最後は会場全体のスタンディング・オベーション。
出口では「昨日も来たけど今日の方が音楽も声ものっていた」という人、「民衆の歌」を口笛で吹きながら歩く人、初演からの歴史を記したパネルを読みふける人。。みんな『レ・ミゼ』が好きなんだなぁ。

もう一度、帰国前に来なければ☆
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by mihopoppo | 2009-04-30 08:00 | ◆音楽・本・映画(12)
バレエ&歌舞伎鑑賞 in London!
March 28th, 2009
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曇り空続きですが、確実に春を感じます。あ、モロッコではなくロンドンです。

・・・☆・・・

旅行記の途中ではありますが、久々に芸術鑑賞をしたので忘れないうちに記録を(^^)。

◆その1-バレエ『白鳥の湖』を観た-◆

おととい、お友達にお誘いいただきAmerican Ballet Theatreの『白鳥の湖』を観に行ってきました。

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私はバレエについては全くの素人で、バレエを観るのも「えーと、15年ぶり?いや、18年ぶり?」と記憶をたどるのも困難なほどでしたが(笑)、ものすごーく感動してしまいました!まず、舞台や衣装が中世の絵画を見ているかのような美しい色彩でうっとり。そしてダンサーさんたちのしなやかな動きにさらにうっとり。白鳥の群舞のところなんか、もう「白鳥にしか見えない。。」とほれぼれするほど美しかったです。人の身体ってあんな表現力を秘めているものなんだなぁ~。あのように身体のすみずみにいたるまでしなやかさを湛えているなんて、ラクダに乗って「股関節が痛い。。」と呟いていた私と同じ人間とは思えません。

それにオーケストラの生演奏はやっぱりすごくステキ!やっぱり舞台は生に限りますね。

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心が洗われるかのような素晴らしい公演☆ お誘いいただきどうもありがとう☆


◆その2-蜷川幸雄の歌舞伎『十二夜』を観た-◆

そして昨日はまた別のお友達にお誘いいただき、蜷川幸雄が手がけるシェークスピア歌舞伎『十二夜』を観てきました!

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尾上菊之助主演(3役早代わり!)、蜷川幸雄演出。観客席には綺麗に着物をお召しになった日本人のご婦人も沢山いらっしゃいましたが、イギリス人の方もたくさん。私も以前から蜷川さんの舞台を観てみたいと思っていたのですごーく楽しみにしていたのですが・・・

面白かったです!

まず幕があくと現れる「鏡の幕」に観客は大喜び!続いて現れた舞台いっぱいの枝垂れ桜に「おぉぉ~!」と感嘆のどよめきが起こります。ハラハラと舞い散る花びらはとても美しく、日本人であることをちょっぴり誇りに思うほど。・・・それにしても、全幕を通じて鏡と回転舞台を多用した蜷川さんのこの舞台はどこを取っても絵になるほど美しく、3時間におよぶ作品も全く飽きずに観ることができました。

役者さん達の役者魂もすごかった。長い長い台詞まわし、軽妙なコメディの場面とシリアスな歌舞伎の王道をいく場面の演じわけ。私は歌舞伎についても全くの素人なので詳しいことは分かりませんが、伝統的な歌舞伎の演目とはだいぶ違うであろうこの作品をこんなに魅力的に演じられるなんてプロだな~と感心しました。イギリス人のお客さん達を大笑いさせる役者さんたちの演技力(作品はコメディ)、素晴らしかったです。

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カーテンコールは皆さん写真撮影してらしたので、私も一枚失礼しました☆

こんな素晴らしい公演にお誘いいただきありがとうございました!

やっぱり芸術鑑賞っていいな。
残り少ないロンドン生活、大好きなミュージカルも観に出かけねば!!と気合を入れなおしました☆
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by mihopoppo | 2009-03-29 01:43 | ◆音楽・本・映画(12)