晴天に恵まれた二日目!光り輝くドゥオーモの美しさに感動しました。 ・・・☆・・・ 【Day 2: Feb. 25th, 2009】 昨夜の「トスカーナ風スープ」のダメージを引きずりつつ起床した二日目の朝。。 宿泊していたB&Bのダイニングルームはとってもステキ♪ でも朝食はとってもシンプル!…うーん、イギリスのB&Bは朝ご飯がどどーん!と出てくるのがほとんど名物化していますが(いわゆるFull English Breakfast)、イタリアでは朝は軽めなのかしら?シチリアでもシンプルめだったし、フィレンツェでもシンプルだったもんなぁ。 というわけで朝ご飯は軽めにさくっと食べて、今日もピサの斜塔に出発です☆ この日は前日の教訓を生かして、バスでまずピサ中央駅に向かいました。バスは早くて快適です(^▽^)。駅では最初に翌日のフィレンツェ行きの列車の切符を購入し、周辺のレストランをチェックしながらぶらぶらと散策開始。チェック・・・といってもピサはのんびりとした田舎街であまり栄えたエリアは見つけられず、「…夜は何を食べたらいいだろうねぇ・・」と早くも夕食のセレクションに悩み始めました(笑)。あ、バスで広場に向かわれる方はLAM rossaに乗車だそうです。 ピサは本当に小さな街なのですがメイン通りにあたると思われるイタリア通り(Corso Italia)は、お洒落感ただようステキな通りでした。母と「あ、ここは栄えてるね~(^^)。」とイタリア気分(?)を味わいながらピサ大学を見学し、近くのレストラン『Osteria dei Cavalieri 』で昼食。ここは、普通に美味しいレストランでした。見た目どおりの味がする、そんな当たり前のことにホッと胸をなでおろす母と私。←今思うと笑っちゃいますが、それほどに前夜の夕食のショックが尾をひいていたのです。お料理の写真は撮ったけど、載せるほどでもないので割愛。 そして更にぶらぶらと歩き、今回はドゥオーモの正面から斜塔にアプローチです☆ 素晴らしくキレイな「奇跡の広場」。食欲はいまいち満たされなくても、この美しさをゆっくりと眺められただけで来た甲斐があったと思えました。 今日もよく傾いています。この傾きに次第に愛着がわいてきてしまうのはなぜでしょう?(笑) そして「自分は絶対にやらない」と思っていたにも関わらず、つい他の観光客につられてお決まりのポーズを(ちょっと控えめだけど)やってしまうのはなぜでしょう。。(笑)。でもピサの斜塔は本当に不思議な魅力にあふれていて、二日連続で見てるにも関わらず楽しくて楽しくてはしゃいでしまいました♪ 私たちは斜塔には登らなかったのですが(フィレンツェでクーポラに上りたかったので、ここはまぁいいかな、と)、見てるだけでも十分楽しめました。ここで知り合ったアメリカ人カップルとお互い何枚も写真を撮りあって仲良くなったのもよい思い出なり(^^)。 本日はドゥオーモの中を見学です。 外観の立派さもさることながら、中も荘厳かつ華麗な作りになっていてビックリ。 「ガリレオのランプ」と呼ばれるドゥオーモのシンボル。ガリレオが『このランプの揺れにヒントを得て振り子の法則を発見した』と言われていますが、実際はランプは法則発見後に設置されたんですって。誰がこういうもっともらしい風説を広めるんでしょうね。伝説や言い伝えってとても不思議。 このドゥオーモは夏季以外は無料というとてもジェネラスな大聖堂ですが、私も母も見飽きることなくゆっくりとここで時を過ごしました。中も美しく、外も美しく、芝生で寝転がったりお喋りする人の姿すら美しく、とても贅沢な午後でした。 そしておやつには広場の角にあるBarでジェラートを☆ 左はコーヒー(中にキャラメリゼされたナッツが入ってて美味!)、右はピスタチオ(オトナな味!)。もう一つ食べた frutti di bosco(ミックスベリー)も最高に美味しかったです。 この後はまたイタリア通りに戻ってコーヒータイム。そこで私たちが始めたのは・・・『夕食談義』!我々の選択肢は二つありました。一つは斜塔の近くのまぁまぁ評判のよいトスカーナ料理のレストランでリッチめの夕飯を食べる。もう一つは、行きに駅の近くで見つけた小さな(ちょっと怪しげな)中華料理屋さんで食べる。悩みます。・・・私と母の希望はただ一つ、いえ、ただ二つ。「温かいスープが飲みたい」、そして「体に優しいもの(野菜中心)が食べたい」。。うーん、トスカーナ料理はせっかくだから食べてみたいけど、昨日のダメージもあるしちょっと体がついていかないかも…。対する中華料理も、もし不味かったら油が多くてかえってつらいかも…。と二人で逡巡したうえ、「でも中華なら、少なくとも何が入ってるかは一目瞭然だし、チャーハンとかを避ければ油も抑えられるかもよ?帰りだってバスですぐ帰れるもんね。」と中華に決定!イタリア旅行二日目にして中華料理を選ぶ母と娘。食の希望はフィレンツェに託して、ここは体の要求を素直に聞くことにしました。 その中華料理屋さんはこんなお店。まだお客さんがいない店内ではオーナーとそのご家族が早めのお夕飯を食べており、ちょっと入るのに勇気がいりました(笑)。ドキドキしながらスープや野菜炒め、麻婆豆腐など割と無難なものをオーダーした私たち。 ところがところが! このお料理がすご~~く美味しかったのです! 最初に頼んだHot and Sour Soup。私は色々なところでまずこのスープを頼むのですが、今まで食べた中で一番美味しいスープでした☆ 母が頼んだコーンと卵のスープも「鶏のダシがしっかり聞いてて、でも薄味ですごーく美味しい!」とのこと。二人で体も心もポカポカ、とたんに元気になってきました。食事の力ってすごーい。 この後きた野菜炒めやお豆腐もすごーく美味しくて、「Buono! Buono!」と連発する私に最初は無愛想だったオーナーご夫婦もニコニコと笑顔を見せてくれました。 もう本当に、私はこのお店にこそ『トスカーナの小さな宝石』、『疲れた旅行者の憩いのオアシス』という称号を授与したいほどです。とてもあっさりと優しくて家庭的な味。元気をもらいました、ご馳走様でした、そしてありがとうです! 一日ぶりにお腹も心も満たされた母と娘はバスでホテルへ。バスの運転手さんに「〇〇のバス停についたら教えてください」とお願いしたところ、そこに着いたら運転手さんだけでなくそのやり取りを聞いていた他の乗客の人達も「ここ!ここだよ!」と教えてくれ、イタリアの人達の優しさにも心が満たされました。 いよいよ次の日はフィレンツェです☆ 続く。
by mihopoppo
| 2009-03-04 08:08
| …フィレンツェ・ピサ(6)
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