人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< ヨルダン・シリア旅行記⑥~ペト... せいろを買った♪ >>
ヨルダン・シリア旅行記⑤~The Road to Petra~
ヨルダン・シリア旅行記⑤~The Road to Petra~_c0149755_21505550.jpg

Danaの渓谷(ダーナ自然保護区)。ここはトレッキングの名所だそうです。

・・・☆・・・

Happy Valentine's Day (*´∇`*) ! ではございましたが、そろそろ重い腰をあげて旅行記の続きです。4日目は色々寄り道したのでまとめにくいなぁ・・・と思っていましたが、まだ先も長いことだし、ここはさっくり駆け抜けてペトラに到着したいと思います。始まり、始まり~。

【Day 4: Jan. 2, 2011】

朝方に無事「死海で浮く」という使命を達成した私たち。次なる目的地は旅の三大ハイライトの一つ、ペトラ遺跡に向けて出発です。んーと、死海からペトラに行くには二つのルートがあります。一つは Desert Highwayと呼ばれる、文字通り砂漠を突っ切って一直線にペトラに向かうルート。こちらは3時間ほどでペトラに着く代わりに、平坦な砂漠の中をひたすら走るだけの道です。そしてもう一つがKing's Highwayと呼ばれる古の「王の道」。時間はかかりますが、歴史のある街を通りながらペトラに向かえる風光明媚なルートです。時間がない方はたたーっと突っ切って行く方が良いかと思いますが、我々は急ぐ旅でもなかったため後者のKing's Highwayを通って行くことにしました。

道中は・・・
ヨルダン・シリア旅行記⑤~The Road to Petra~_c0149755_22483130.jpg

こんな感じの道を・・・

ヨルダン・シリア旅行記⑤~The Road to Petra~_c0149755_22432812.jpg

こんな感じのタクシーで移動。さて、この日お世話になった運転手さんは、たまたま前日に夫がアンマンのホテル前で拾ったタクシーの運転手さん(写真左)。しかしこのおじさん、実は旅行者の間では「ちゃんと目的地まで相場の値段で連れてってくれる!」ということで定評のある名物おじさんだったのです!この運転手さんのいい所は、必ず「○○まで行くにはこういうルートとこういうルートがある。こっちだと70JDで、こっちだと85JD。僕のオススメはこっちだけど、奥さんとよく相談して後で連絡をくれ。」というように『複数のルートを紹介してくれ、かつ即断を迫らない』という旅行者のツボをとてもよく心得ているところ(・・こういうおじさんとヒョイっと出会うオットの強運っぷりにも感心しましたが・笑)。この辺りは本当に歴史が古く、旧約聖書にまつわる色々な歴史スポットや十字軍の要塞を残した街が沢山あるので見所は沢山。取捨選択が難しいところですが、夕方までにペトラに到着できるスケジュールで向かうことにしました。

まず最初に寄り道したのはKarak(カラク)。12世紀に十字軍によって建てられた城塞都市であり、わずか1JD(120円くらい)で入場できるカラク城が主な見どころです。

ヨルダン・シリア旅行記⑤~The Road to Petra~_c0149755_2335774.jpg

1161年に完成したカラク城。かなり大きな敷地です。5JDのオーディオガイドのレンタルを断り(入場料に比して高い)、特に何か説明書きがあるわけでもない城塞をウロウロ。・・・と、そこに座ってたおじさんが何の前触れもなく案内を始めました。通常こういうおじさんは後でガイド料を請求してくるため断固として断るのですが、このときは何故か(珍しくオットも)「へー」っという感じでついていきました。だって、案内してもらわないと何が何だかよく分からないんですもの(笑)。

ヨルダン・シリア旅行記⑤~The Road to Petra~_c0149755_2342880.jpg

結果、懐中電灯がないと何にも見えない住居跡や台所(ちょっとトルコのカイマクル地下都市に似てる)、説明がないと何だか分からなかったであろう大きな納屋など、興味深いものを見せてもらえました。・・・が、このガイドツアー、かなり暗いところが多いため女性だけの観光客の方には勧めませぬ!というのも(たまたまかもしれませんが)、このガイドのおじさんが「あわよくば触りたがり屋さん」だったのです。まぁオット連れだったので良かったけど。イスラム圏はどうしても異教徒の女性に対するセクハラの話を良く聞くので、女性の方はお気を付け下さいましね。。ちなみにおじさんはやはりガイド料5JDを請求してきましたが、おじさんの言い値より小さな額(我々からみた相場額の2JD)をお支払いして済ませました。私の旅行メモを見ると『おじさん、不満そう。でも先に言わない方が悪いのだ。』と書いてありました(笑)。

ヨルダン・シリア旅行記⑤~The Road to Petra~_c0149755_17433290.jpg

あ、話がだいぶそれましたが、そういうわけでなかなか興味深いカラク城でした。

ヨルダン・シリア旅行記⑤~The Road to Petra~_c0149755_23295927.jpg

そうそう、ここには日本政府(JICA, JBIC)が協力して作った博物館もあるのです。意外なところで見る日本国旗もまた趣がありました。

ヨルダン・シリア旅行記⑤~The Road to Petra~_c0149755_23341065.jpg

見学後、小さな食堂で軽くお昼を食べてから再び出発。この日はファラフェルサンド☆

ヨルダン・シリア旅行記⑤~The Road to Petra~_c0149755_23312441.jpg

ひたすら走るのはこんな道。ヨルダンは岩砂漠の国なのです。

ヨルダン・シリア旅行記⑤~The Road to Petra~_c0149755_941541.jpg

そして次の寄り道はShobak。1115年に作られた城塞都市。ここは何と言うか、Karakに比べると「手つかず」な感じ。入場料も無料だし、ただ朽ち果てたお城の跡を歩くのみ!でもここが結構良かったのです。

ヨルダン・シリア旅行記⑤~The Road to Petra~_c0149755_942167.jpg

広大な、月面のような荒涼とした大地にぽつりと作られたお城です。見渡す限りの砂漠にたたずむ孤高の城、という言葉がしっくりときます。

ヨルダン・シリア旅行記⑤~The Road to Petra~_c0149755_941893.jpg

今となっては当時の繁栄の様子をうかがい知ることもできません。あ、でもここShobakはリンゴの産地としてとても有名なのですって。りんごといえばShobak!というくらい有名なのだそうです。

ヨルダン・シリア旅行記⑤~The Road to Petra~_c0149755_942847.jpg

そしてここではヨルダン人の少年たちに遭遇。この妙な構図、「どちらが私と記念写真を撮るかで争ってる光景」です(笑)。なんか学芸会のお芝居みたいでみんな大笑い!・・・でも、きっとこんなことは私の人生で最初で最後の貴重な経験なので謹んでブログに記録しておきたいと思います。あはは(^▽^)。

・・・あれ?これだけだったかな?なんか他にも見た気はするのですが、今日のテーマは「さっくり」なのでこれくらいにしておきます。まぁだいたいこんな形で寄り道をしたということです(笑)。ペトラに着いたのは夕方17時過ぎだったでしょうか。

ヨルダン・シリア旅行記⑤~The Road to Petra~_c0149755_1530133.jpg

あぁ、ペトラの街はもうペトラ色!次の日はいよいよ早朝からペトラ遺跡へ出発です☆・・・の前に、この日はとっても美味しい夕食を食べたので、レストラン情報を一つだけアップしてからペトラ散策記を始めたいと思います(^^)。

まだまだ続く。
by mihopoppo | 2011-02-15 15:37 | …ヨルダン・シリア(19)
<< ヨルダン・シリア旅行記⑥~ペト... せいろを買った♪ >>